皆さんが自宅に帰る時、一言目は何といっていますか?大体の人は「ただいま」と挨拶をしているかと思います。
そんな基本的な挨拶の「ただいま」を、沖縄方言(うちなーぐち)では「ちゃーびたん」というそうです。
今回は可愛らしい沖縄方言の「ちゃーびたん(ただいま)」を解説していきたいと思います。
「ちゃーびたん」の意味と使い方を徹底解説

先ほども記載したとおり、標準語の「ただいま」は沖縄方言での「ちゃーびたん」です。
「めんそーれ(いらっしゃい)」の返しとして「ちゃーびたん(ただいま)」がよく使われているそうです。
「ちゃーびたん」より丁寧な「けーやびたん(帰ってきたよ)」と言う方言もあります。
「ちゃーびたん」の由来は?
沖縄方言は古くから使われており、歴史のある方言です。
明治時代の1879年頃、「琉球処分」として日本に併合されて以来、それまで持っていた独特の琉球文化が日本へ一気に進められた歴史があります。
その沖縄方言の一つである「ちゃーびたん」も含まれています。この方言は「参りました(来ましたの敬語)」の意味から使われている方言です。
「ちゃーびたん」の具体的な使い方、例文、返事を解説
ここまでで「ちゃーびたん」について解説してきました。次は「ちゃーびたん」が使われる場面を解説していきます。
・帰宅したとき:「ちゃーびたん(ただいま)」
・帰省したとき:「けーやびたん(帰ってきたよ)」
使用例としては、自宅に帰ってきたときは「ちゃーびたん」が使われ、実家暮らしをしていない(一人暮らし、核家族)人が実家に帰省したときに「けーやびたん(帰ってきたよ)」と使われているかと思われます。
沖縄の人は「ちゃーびたん」を使う?
沖縄方言は地域によって様々で、しかも沖縄方言は沖縄語、国頭語、宮古語、八重山語、与那国語、奄美語と6種類の方言に分かれています。
沖縄本島では、沖縄語(ウチナーグチ)が主流ですが、沖縄語でも沖縄本島の地域により、異なる方言を使われているそうです。
上記の沖縄方言を除く方言は、沖縄方言とはまた違った方言のため、古宮島や八重山島などの住人の方には伝わらないことが多々あるそうです。
今の若い人たちは「ちゃーびたん」は使わない
「ちゃーびたん」を含む沖縄方言に、一時期ですが規制されていたことはご存じでしょうか。
戦前、政府から沖縄方言の撲滅運動が推進されました。学校等で沖縄方言を使った児童に対し罰として「方言札」を首から下げさせたり、太平洋末期の沖縄戦争では沖縄方言を使った日本軍に対し、スパイ容疑がかけられるなどがあり、徐々に沖縄方言は衰退していったため、現在ではなかなかに沖縄方言を使う若い人は見かけないそうです。
「ちゃーびたん」を使う年代や地域
では、沖縄方言は一体どの年代が使うのか?戦前後の時代を生き抜いてこられた方々はもちろんのこと、地域によっては都市化が進む南部より古来からの伝統を守る北部の方が沖縄方言を良く使っているそうです。
今では沖縄方言より現代の若者たちに会わせた”ヤマトウチナーグチ”という方言が誕生しています。ヤマトウチナーグチは、標準語と沖縄方言を組み合わせた新たな沖縄県の言語だそうで、県外の人でも聞き取り安いと言われています。
「ちゃーびたん」が使われている映画やドラマのタイトルやシーン
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「ちゃーびたん」に関する新たな情報が入り次第更新します。
「ちゃーびたん」は店名などにも使われている
お店の名前で使われている事例
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お土産で使われている事例
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その他で使われている事例
※ATMのメッセージ、工事の看板など
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「ちゃーびたん」にまつわるエピソード
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まとめ

ここまで「ちゃーびたん」について解説してきました。
沖縄方言は聞き取りにくいですが、年配の方が使われているとほっこりします。ですが、今の現代だからこそ沖縄県以外に住む私たちにとっては”ヤマトウチナーグチ”と言う方言は、私たちと沖縄県の方がより関われるような気がしています。
かといって古来からの沖縄方言が廃れてしまうことも心配されています。そこで沖縄県は、沖縄方言を復興していく活動を行っています。
私たちも沖縄方言について意味を理解しておくことで沖縄方言の衰退を阻止していけるのではないかと思います。私たちが沖縄県にできることは何か考えていけると良いですね。