あいさつ・声掛け

「おはよう」の沖縄方言はある?うきみそーちーは微妙に違う?

1日の始まりにみなさんはなんと声掛けをしますか?もちろん「おはよう」ですよね。沖縄方言についていろいろなお話をしてきましたが、今回は沖縄方言には『おはよう』に該当する方言が『ない』というちょっと驚きのお話をさせていただきます

いえ、『おはよう』に似た使い方ができる言葉やあいさつは、ちゃんと存在しますのでご安心ください

この記事を読むことで、沖縄方言への理解が深まり、その魅力に気づき、きっと沖縄のことがさらに好きになるはずです。

「沖縄方言」のおはようは「うきみそーちー」?

ネットで「沖縄方言」「おはよう」で検索すると「うきみそーちー」という言葉がでてきます、ですがこの言葉はタイトルでも述べたように微妙に違うようです。

それでは「うきみそーちー」はどのような言葉なのか、どういうふうに使うのかについてを丁寧に解説していきます。

「うきみそーちー」の意味は?

「うきみそーちー」の意味は沖縄方言で「おはよう」に相当する表現ですが直訳すると「おめざめですか?」となりますから、学校や職場などの公的な場では不適切だとされています。分解して考えてみると。

1,うきみ :「うきーん」が変形したもので「起床する」という意味
2,そーちー丁寧さを表す接尾語

実は、「うきみそーちー」は「起きられましたか?」とか「おめざめですか?」といったいみのことばです。このため、標準語の「おはよう」とは少し異なるニュアンスがあるのです。

「うきみそーちー」の使い方

このように、「うきみそーちー」は公的な場所では使えないことがわかりましたが、じゃあどのような場所でどのような人に対して使うのが適切なんだ?と思いますよね。

正解は一緒に住んでいる人や家族に対して使うのが適切だとされています。

それ以外の人はあまり思いつきませんけれどもね。

他の朝の挨拶はある?

それでは、沖縄方言で気軽に「おはよう」はどう言えばいいのだろうか?答えは「はいさい/はいたい」です。

「はいさい/はいたい」は「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」のすべてを兼ねる便利なあいさつとして沖縄では活躍しています。

「はいさい/はいたい」については以前に記事を作成していますから、気になった方は下のリンクをクリックしてみてください。

沖縄の方言「ハイサイ」「ハイタイ」の意味と違い、使い方を紹介

現代では「うきみそーちー」を使わない?

ここからは「うきみそーちー」は現代社会ではあまり使われていない、という話をさせていただきます。

家庭内でしか使えず、代わりの言葉もあるのでそうなるのも理解できますね。それともう一つ沖縄方言には、特定の時間帯に応じたあいさつが少ないというのも「うきみそーちー」が使われない要因の一つと言えるでしょう。

もともと沖縄では、時間に関する基準が本島と違った部分があります。ですので、そちらも大きな要因のひとつとなっているのでは無いでしょうか。

「うきみそーちー」は使う場所が限られている?

使いづらい要因のもうひとつは、その使用用途が非常に限られていることです。単純に言えば、使えるシーンが少ないです。

そのため、日常生活では「はいさい/はいたい」といった使いやすい言葉が使われているんですね。

そう言ってしまえば、もともこもないのですが。朝に、同居している家族にしか使えないとなると断然「はいさい/はいたい」などを使いますよね。

「うきみそーちー」が使われている映画やドラマのタイトルやシーン

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「うきみそーちー」に関する新たな情報が入り次第更新いたします。

「うきみそーちー」はいろんなところで使われている?

沖縄方言といえば、そのかわいい響きからいろいろな場所で使われていることでも有名です。
キーホルダーや、お店の名前、看板などいろいろなところで使われている沖縄方言を見ていきましょう。

「うきみそーちー」が使われているもの

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「うきみそーちー」にまつわるエピソード

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まとめ

今回沖縄方言には、「おはよう」に変わるあいさつがないことをお伝えしてきました。そこには沖縄の人たちの習慣やおおらかな性格などが深く関係しており、沖縄方言の文化を反映していることがわかりました。

「うきみそーちー」のような限定的な表現や、時間に関係なく使える「はいさい/はいたい」といったあいさつは、沖縄ならではの価値観生活スタイルを感じさせます

あいさつからでも言葉の背景にある文化や考え方に触れることができ、沖縄方言を学ぶことで、言葉の奥に隠れた豊かな歴史や風習に気づくことができます

今回も沖縄方言から多くの沖縄の魅力を知ることができました。これからも沖縄の魅力を深く掘り下げて発信していきたいと思います。